001<平成10年度卒 永峯 薫 君>
平成10年度卒業 永峯 薫 君
現在 トヨタ自動車株式会社 高丘工場勤務

学校のホームページを見ていたら懐かしくなり、メールを入れました。そうしたら、後輩のために何かコメントをもらえないかということであったので、自分の経験を書いてみました。
私の高校時代の生活は、まじめであったとは言えず、先生の言うことはただの説教だと思ってほとんど聞き流していました。そのため、卒業の時点でもまだ進路が決まっていませんでした。
しかし、20歳の時、「このままではダメだ」とやっと気が付き、トヨタ自動車株式会社の期間従業員として働き始めました。配属された部署は溶接業務中心の車体部でした。そこで、上司に「アーク溶接もガス溶接もできます」と伝えると、さっそく半自動溶接機を使ったロボットではできない複雑な重要溶接作業工程に従事することになりました。
この時初めて、自分には学校で身に付けた特別な技能があるんだなと気が付きました。それから約1年後、チーフから「即戦力」と評価していただき、300分の1という厳しい合格率ではあったものの、正社員登用試験に合格できました。
そして今日まで、様々な溶接工程、雨漏れ重要工程を担当し、「重要不具合流出ゼロ」に貢献したとして感謝状をいただき、働く喜びを手にしました。そしてそれは、学校時代に先生に口うるさく言われていたことの意味がやっと理解できた瞬間でもありました。
私が思うに、高校生活は社会に出るための準備期間。どんなに厳しくとも、とにかく先生の言うことを聞いて、頭の片隅に残しておくことが必要だと思います。今は理解できなくても、いつか理解できる時が必ず来ます。先生は厳しく言うかもしれませんが、それは将来、皆さんが立派な社会人になってほしいという意味を込めた愛情表現に他ならないと私は思います。
しっかりとした挨拶や礼儀を身に付け、また専門的知識や技術を習得し、社会に巣立って下さい。また、できればより高度な知識や技術を身に付けるため、さらに大学や専門課程に進学するようにした方が、実社会ではより受け入れられ易いことも知っておいて下さい。
まだまだ伝えたいことは沢山ありますが、長文となってしまうので、今日はこれで失礼します。
平成19年5月10日